コーヒーを選んだり淹れ方を調べたりしていると、「焙煎」「挽き目」「蒸らし」「ボディ」など、聞き慣れない言葉が出てきます。
すべてを覚える必要はありません。
まずは豆・淹れ方・味に関する基本用語を知っておくと、商品の説明やレシピがかなり理解しやすくなります。
まず知っておきたいコーヒー用語
初心者がよく目にする言葉を簡単に整理すると、次のようになります。
| 用語 | 簡単な意味 |
|---|---|
| 焙煎 | 生豆を加熱してコーヒー豆にする工程 |
| 浅煎り・深煎り | 焙煎の進み具合 |
| ブレンド | 複数のコーヒーを組み合わせたもの |
| シングルオリジン | 一つの産地や生産単位に由来するコーヒー |
| 挽き目 | 豆を挽いた粉の細かさ |
| 抽出 | コーヒー粉から成分を取り出すこと |
| 蒸らし | 最初に少量のお湯を注いで粉を湿らせる工程 |
| ドリッパー | コーヒーを抽出するための器具 |
| フィルター | コーヒー粉と液体を分けるもの |
| 酸味 | コーヒーに感じる酸の印象 |
| 苦味 | 焙煎や抽出などによって感じる苦さ |
| コク | 味の厚みや余韻を含めた感覚 |
| ボディ | 口に含んだときの重さや質感 |
| エスプレッソ | 圧力をかけて短時間で抽出するコーヒー |
| クレマ | エスプレッソ表面にできる細かな泡 |

豆を選ぶときによく見る用語
コーヒー豆の商品説明では、産地や焙煎に関する言葉がよく使われます。
焙煎
焙煎とは、生のコーヒー豆を加熱する工程です。
焙煎することで色が茶色くなり、コーヒーらしい香りや味が生まれます。
浅煎り・中煎り・深煎り
焙煎の進み具合を表す言葉です。
一般的には、浅煎りほど酸味や豆の特徴を感じやすく、深煎りほど苦味や香ばしさを感じやすい傾向があります。
ただし、豆の種類や抽出方法でも味は変わります。
焙煎度による違いを詳しく知りたい場合は、こちらの記事で整理しています。

ブレンド
複数のコーヒーを組み合わせて作る方法です。
異なる特徴を組み合わせ、バランスのよい味や狙った味を作ります。
シングルオリジン
一つの産地や農園、生産者など、特定の生産単位に由来するコーヒーです。
一つの農園だけを意味するとは限らない点は覚えておきましょう。
ブレンドとの違いはこちらの記事で詳しく確認できます。
[ここに「ブレンドとシングルオリジンの違い|味と選び方を比較」のリンクが入ります]
コーヒーを淹れるときによく使う用語
ハンドドリップを始めると、抽出に関する言葉を目にする機会が増えます。
挽き目
コーヒー豆を挽いたときの粉の細かさです。
大きく分けると粗挽き・中挽き・細挽きなどがあります。
挽き目が変わるとお湯との接触の仕方が変わり、味にも影響します。
抽出方法ごとの挽き目については、こちらの記事で確認できます。

抽出
コーヒー粉へお湯や水を触れさせ、香りや味の成分を取り出すことです。
ハンドドリップだけでなく、フレンチプレス、水出し、エスプレッソなどもすべて抽出方法の一つです。
蒸らし
ハンドドリップの最初に少量のお湯を注ぎ、コーヒー粉全体を湿らせる工程です。
粉に残っているガスを放出させ、お湯となじみやすくします。
ドリッパー
コーヒー粉を入れ、お湯を注いで抽出するための器具です。
円すい型や台形型などがあり、形状や穴の数によってお湯の流れ方が変わります。
フィルター
コーヒー粉と抽出した液体を分けるために使います。
紙製のペーパーフィルター、布製、金属製などがあり、素材によってコーヒーオイルや微粉の通り方も変わります。

味の説明でよく見る用語
コーヒーの商品説明では、「酸味」「コク」「ボディ」など味を表現する言葉もよく使われます。
酸味
コーヒーに感じる酸の印象です。
酸味といっても、単純に「酸っぱい」という意味ではありません。
豆によっては柑橘類や果物を思わせるような明るい酸味を感じることがあります。
苦味
コーヒーに感じる苦さです。
焙煎度や抽出条件によって感じ方が変わり、一般的には深煎りになるほど苦味を感じやすい傾向があります。
コク
コクは一つの味そのものではなく、味の厚みや広がり、余韻などを含めた感覚として使われることが多い言葉です。
「コクがある」と表現されるコーヒーは、口の中に味がしっかり残るように感じる場合があります。
ボディ
ボディは、コーヒーを口に含んだときの重さや質感を表す言葉です。
「軽い」「しっかりしている」などと表現されます。
コクと似ていますが、ボディは口当たりの重さや質感を意識すると分かりやすいです。
カフェメニューでよく見る用語
カフェでは、抽出方法に由来する言葉もよく使われます。
エスプレッソ
細かく挽いたコーヒーへ圧力をかけ、短時間で抽出する方法です。
少量で濃度が高く、カフェラテやカプチーノなどのベースにも使われます。
クレマ
エスプレッソの表面にできる、細かな泡の層です。
コーヒーに含まれるガスや油分などが抽出時に混ざることでできます。
クレマが厚ければ必ず品質が高い、という単純な判断はできません。
用語は全部覚えなくても大丈夫
コーヒー用語はたくさんありますが、最初から暗記する必要はありません。
まずは、
豆を選ぶなら「焙煎・ブレンド・シングルオリジン」
淹れるなら「挽き目・抽出・蒸らし」
味を見るなら「酸味・苦味・コク・ボディ」
あたりを知っておけば十分です。
実際にコーヒーを選んだり淹れたりしながら、分からない言葉が出てきたときに確認していくほうが覚えやすくなります。
まとめ
コーヒーの専門用語は難しく見えますが、日常的によく使う言葉はそれほど多くありません。
初心者なら、豆・抽出・味の3つに分けて覚えると整理しやすくなります。
特に焙煎、挽き目、抽出、蒸らし、酸味、コクあたりを理解しておくと、コーヒー豆の商品説明や淹れ方の記事も読みやすくなります。
知らない言葉が出てきたときに、その都度確認するくらいから始めて問題ありません。

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