コーヒーを淹れるとき、「スプーン1杯なら何グラム?」と迷うことがあります。
実は、スプーン1杯の重さはすべて同じではありません。 コーヒー用のメジャースプーンでも容量は製品によって異なり、粉の挽き目や入れ方でも多少変わります。
毎回なるべく同じ濃さで淹れたいなら、スプーンだけに頼らず、コーヒー粉をグラムで量る方法が分かりやすいです。
コーヒー用スプーン1杯は何グラム?
コーヒー用のメジャースプーンは、「1杯=○g」と共通で決まっているわけではありません。
たとえば、メリタではコーヒー1杯分の目安として、付属のメジャースプーンすりきり1杯を約8gとしています。一方、カリタには1杯約10gのメジャーカップがあります。
つまり、「コーヒースプーン1杯なら必ず10g」と覚えるのは避けたほうがよいということです。
使っているスプーンに容量や重量の表示がある場合は、まずその数値を確認しましょう。

普通の大さじでコーヒー粉を量ってもいい?
家庭にある大さじを使って、おおよその量をそろえることもできます。
一般的な計量スプーンの大さじ1杯は15mlです。
ただし、15mlはあくまで体積を表す数字であり、「コーヒー粉○g」と同じ意味ではありません。
コーヒー粉は、挽き目や焙煎度、スプーンへの入り方によって同じ体積でも重さが変わります。
そのため、大さじを使う場合は「何グラム」と考えるより、毎回同じスプーンを使い、同じ量り方をするための目安として使うほうが分かりやすいでしょう。
スプーンで量るなら「すりきり」でそろえる
コーヒー粉をスプーンで量る場合は、山盛りではなくすりきりで量ると量をそろえやすくなります。
山盛り1杯では、その日のすくい方によって粉の量が変わりやすいためです。
スプーンへ粉を入れたら、上の余分な粉を平らにならして量ります。
同じメジャースプーンを使い続ければ、グラム単位で計測しなくてもある程度条件をそろえられます。
粉を押し込まない
スプーンへ粉を詰め込むように押すのは避けましょう。
粉を押し固めると、同じすりきり1杯でも入る量が多くなります。
ふんわりすくって、表面だけを平らにするくらいを目安にすると、毎回の差を小さくできます。
正確に量るならキッチンスケールが分かりやすい
いつも同じ濃さのコーヒーを淹れたい場合は、キッチンスケールでグラムを量る方法が向いています。
カップや容器をスケールへ載せて0gにリセットし、必要な量のコーヒー粉を入れるだけです。
スプーンの形や山盛り具合に左右されないため、同じ条件を再現しやすくなります。
特に、味を調整しているときはスケールが便利です。
たとえば前回より濃く感じた場合でも、粉の量が同じだと分かっていれば、挽き目や湯温、抽出時間など別の条件を見直しやすくなります。
こうした条件を調整しながら、酸味と苦味のバランスを整える方法については、関連記事の「コーヒーの酸味と苦味を調整して理想の味に仕上げる方法」で詳しく解説しています。

1杯分のコーヒー粉はどのくらいから始める?
コーヒー1杯分の粉量は、使用する器具や飲む量によって変わります。
メーカーの抽出例を見ても、メリタでは湯140ccに対して粉約8g、HARIOの家庭用コーヒーメーカーでは約150mlに対して付属スプーン約8gを1杯分の目安としています。どちらも好みの濃さに応じて調整することを案内しています。
そのため、まずは使っている器具の説明書や推奨量を基準にするのが簡単です。
実際に飲んでみて薄く感じる場合は粉を少し増やし、濃く感じる場合は少し減らします。
一度に大きく変えず、1g程度ずつ調整すると、自分が飲みやすい量を見つけやすくなります。

豆を挽く前と粉にした後では量り方を変える?
自宅で豆から挽く場合も、基本はグラムで量れば問題ありません。
必要な量の豆を先にスケールで量り、そのままミルで挽けば、使う量を管理しやすくなります。
すでに挽かれたコーヒー粉を使う場合も同じです。
豆でも粉でも、重量を基準にすれば量の比較がしやすいため、毎回同じ条件で淹れたい場合はグラムで管理すると分かりやすくなります。
毎回同じ量にすることが味の調整につながる
コーヒーの味は、粉の量だけで決まるわけではありません。
挽き目、湯量、湯温、抽出時間など、さまざまな条件が関係します。
だからこそ、粉の量を毎回そろえておくことが大切です。
粉の量を固定してからほかの条件を一つずつ変えると、「何を変えたことで味が変わったのか」を判断しやすくなります。
まとめ
コーヒー用メジャースプーン1杯の重さは、すべて同じではありません。
メーカーや製品によって1杯の基準が異なるため、まずは使用しているスプーンや器具の表示を確認することが大切です。
手軽に量るなら、同じスプーンですりきりにそろえる方法でも構いません。
毎回なるべく同じ条件で淹れたい場合は、キッチンスケールを使ってグラムで量ると管理しやすくなります。
まず粉の量を固定し、そこから好みの濃さに合わせて少しずつ調整してみましょう。

コメント